アメリカ高校交換留学 : 交換留学体験談
留学生からのメッセージ
Tennessee州Brighton High Schoolに留学
2020年度参加生
私にとってこの留学に行くということは、人生で最も大きな決断のひとつでした。
パンデミックという全く経験したことの無い状況の中、アメリカで1年間過ごすということにとても不安を感じていたし、やっぱり行くのをやめようと思ったこともありました。しかし、今は留学を決めたことに全く後悔していません。それは今のホストファミリーの方々と出会えたからです。やはりコロナウイルスの影響で行事や部活動など制限されてしまった部分も多かったのですが、その分ホストファミリーの方々と過ごす時間が増え、今ではなんでも話せるような関係を築けています。留学初日、とても緊張していた私に初めから家族のように接してくれて、日々の他愛ない会話からサンクスギビング、クリスマス、フロリダ旅行など挙げるときりがないほど思い出ができました。
また、学校では想像していたよりずっと皆フレンドリーですぐ友達をつくることができてほっとしたことを覚えています。お昼休みに友達と喋りながらご飯を食べる時間を楽しみにしながら朝頑張って起きるのが習慣になったのも、最初は何を言っているのか聞き取るので必死だった友達の会話が今では冗談を飛ばせるまでになった成長の証だなあと改めて感じました。ただ一つ残念だったことを挙げると、対面授業にも関わらずやはり感染症対策により、授業が自分の席に座ってオンラインで課題をやるのが主で、楽しみにしていたディスカッション等の授業がなかったことです。しかし、この特別な年に交換留学生としてアメリカの高校で過ごせたことはとても良い経験になりました。
改めてこの留学生活を振り返ってみると、日々が試行錯誤の連続だったなあと思います。新しく学んだ単語をノートに書き留めてみたり、全く知らない人に話しかけてみたり、この機会を無駄にしないように成長しようと努力できた1年間でした。また、自主隔離期間にホストシスターに貸してもらった本を沢山読んだことがきっかけでペーパーバックを読むという新たな趣味もできたり、友達とお泊まりでシーズン8まであるドラマの全制覇をしたり、本当に充実した留学生活を送れており、恐れず挑戦してよかったと心から思います。
帰国まで残り約二カ月、思いっきり楽しんで沢山思い出を作って悔いなく過ごそうと思います。
Florida州Charles W. Flanagan High Schoolに留学
2020年度参加生
人生で初めて海外に、しかも1人で行くということもあり不安と緊張でいっぱいでした。
最初は全然通じない自分の英語に痛感しながらもアメリカでの生活に慣れようとホストファミリーに支えてもらいながら必死に日々を過ごしていました。
ホストファミリーはとても優しく、課題でわからないことがあったら手伝ってくれたり、一緒にスポーツをしたり、夜は毎日一緒に映画を観たり、色々なところに連れて行ってくれたりしてくれたので、沢山の楽しい思い出を作ることができました。でも、コロナの影響でホストファミリーが引っ越すことになりホストチェンジをしなければならなくなりました。仲良くしていたホストファミリーとお別れしたことはとても寂しかったです。ホストチェンジ先では、前のホストから学んだ英語や知識を活かして前と同じように良い関係を築くことができています。
そして、約8カ月の間アメリカで過ごして沢山の友達ができました。部活動に入ることが簡単に友達を作れる一つの方法だと思います。スポーツを通してできた友達だけでなくクラスの子達に積極的に話しかけてできた友達も沢山います。友達とは一緒にお昼を食べたり、野球観戦をしたり、レストランに行ったり、家で遊んだり、写真を沢山撮ったりして楽しんでいます。
アメリカに来たばかりのころは何もわからなくて辛くて、毎日のようにあと何日で日本に帰れるかばかりを考えていました。でも、そんな辛くて泣いていたことも今では笑い話です。今ではどのようにしたらアメリカに長く滞在できるだろうかばかり考えています。仲の良い友達が沢山できたことが私をこのように思わせてくれています。残りの留学生活を友達とホストファミリーともっと楽しみ、悔いのないように終わりたいと思います。この留学の経験は間違いなく人生で一番大切な思い出になるでしょう。
帰国まで残り約二カ月、思いっきり楽しんで沢山思い出を作って悔いなく過ごそうと思います。
Texas州Tomball High Schoolに留学
2020年度参加生
こんにちは! 僕はテキサス州ヒューストンに留学しています。留学を考えている皆さんに、留学の良い・楽しい点と、悪い・大変な点をお伝えしたいと思います。
沢山ある良い点の一つ目は文化の違いです。アメリカの凄い所は、各州が全く違う生活文化をもっている点。僕の場合、テキサス州はメキシコという国の真上に位置しているため、メキシコからの移民により文化が混ざり合い、アメリカでもない、メキシコでもない、独自の文化を築き上げています。食べ物や言語、生活様式、宗教などとても面白いです。島国の日本では経験できない物の一つです。
良い点の二つ目は、一度自国から足を踏み出し、他国の文化を体験することで自国の良さや有難みがわかることです。アメリカは良くも悪くも人種に関する考え方、家族の在り方など、日本とは全く違い刺激的です。
良い点三つ目は、友達と遊びに出かける事。これは日本でも可能ですが、違う点はアメリカの高校生は車を運転出来る事。日本とは違ってアメリカの地方(皆さんの留学先も地方になると思います)では電車やバスは発達していない為、高1から免許を取得できます。友達の車でのドライブは最高です。映画館やショッピングモール、ハンバーガーショップに居座り3,4時間おしゃべりをしたり、時間がたっぷりあるアメリカの高校生活は僕にとって日本よりはるかに楽しいです。
良い点四つ目は、授業を選択できる事です。僕の学校は一日7コマあり、7つ中2つは必修科目のアメリカ史(苦しいです汗)とEnglish(これも苦しい!)。それ以外の5つは、沢山の教科から選べます。僕はオーケストラ、コワイヤー、水泳、科学、数学を取りました。授業の選択は自分の得意分野から選ぶと、留学生活が楽しく始めやすいと思います。良い成績をだすと他の生徒から話しかけられます。そこから遊びの約束まで持っていけるかはあなた次第!!!
悪い点一つ目は、アメリカの高校と日本の高校の学力差はかなりあります。僕はアメリカの高校のjunior(高2)に在籍していますが、数学は中1で習った内容をやっています。勉強面では留学後苦労すると思います。その対処策はその人次第ですが、覚悟はしておいた方がいいと思います。
悪い点二つ目は、精神が追い詰められる時もあります。僕が来てから三か月間の日記を読み返してみると、暗い気持ちになります。(笑)僕を苦しめた事の一つ目は家族関係。僕は当初ホストファザーの事が苦手でした。彼の優しさと気遣いを理解はしているのだけれど、どうしても彼の事を受け入れられない。そんな状態が続いて苦労しました。今も完璧に受け入れられるとは言えませんが、そのような人間関係をどう対処すべきか、学ぶことができたので良い経験だったと思っています。
僕を苦しめた事二つ目は、やはり言葉の壁です。相手が何を言っているのか理解できるようになった、現地の人が理解できる英語を僕が話し始めたのは4,5か月たった頃です。間違うことを恐れ、それが原因で喋るボリュームが小さくなり、より分かりにくくなるという悪循環がありました。
僕からのアドバイスはお腹から声を出すことです。色々ありましたがこの一年間は人生で最高の年であったと、一片の疑いもなく、胸をはって言えます。
Illinois州Grayville High Schoolに留学
2020年度参加生
私は、アメリカのイリノイ州に滞在しています。留学生活も残り2ヵ月を切りました。留学生活、一言では表せない色々な体験をしてきました。私は小学生の時からアメリカに興味があり、留学を決め、それまで英語を独学で学び、留学前までは自信で満ち溢れていました。「自分なら全然余裕だわ~」とか、「なんで皆ホームシックになるんだろう」と思っていました。
しかし、いざ留学が始まりアメリカに着いた初日から自分の英語力の低さに絶望しました。留学して初めは毎日のように翻訳を使わないと生活できないレベルでした。コロナ禍ということもあり、家で過ごさないといけない時間が多く、ほぼ毎日一日5時間くらい英語を勉強していました。それも今では懐かしいです。アメリカで過ごして約8ヵ月。今では授業もなんとかついて行けるし、会話も電話も英語でなんとかやって行けるまで成長しました。成長したのは英語だけではありません。留学前の自分は恥ずかしがり屋で人前に出ることが嫌いでした。でも、自分を変えたくて、少しでもやりたいと思ったことは挑戦しました。バレーボール、ソフトボール、チアリーダー、陸上・・・部活は掛け持ちしながら毎日忙しい日々を送りました。色々な活動を通して友達もでき、今では本当に毎日が楽しくて仕方ありません。
コロナの中の留学。色々な不安がありました。私が一番怖かったことは差別的な行為を受けることでした。しかし、私は1回もされませんでした。出来ないことは沢山あるけれど、コロナ禍の中で留学したから得たものもありました。残りのアメリカ生活。あと2ヵ月で自分の夢だった留学は終わってしまいます。やり残すことのないように毎日を大切に過ごしたいです。
Maine州Traip Academyに留学
2020年度参加生
こんにちは!メイン州にある小さな町に留学させてもらっている、たくとです。2020年のコロナ禍、行けるかどうかさえも分からず不安な思いで挑んだこの留学も、早7ヶ月が過ぎました。やっと授業や勉強が安定してきて友達も沢山できたのに残すところあと3ヶ月をきってしまいました。。。
小さい頃から英語が好きだった自分は早く留学したい!と常日頃から思っていました。英語に自信のあった自分はこの留学を提案された時、迷いなく「高校交換留学でアメリカに行きたい!」と言いました。留学なんて余裕だろうと高を括っていたのです。
アメリカに到着すると少し強面のパパが『Welcome!』と書かれたプレートを持って待っていました。なんと、ここで初めて緊張してきて、うまく挨拶ができなかったのです、、、車の中では質問攻めにあい、ゆっくり言ってもらったり繰り返し言ってもらったりなんとかやり過ごしました。余裕だろうと甘く考えてた自分はそのスピードと発音の訛りにショックを受け、自分が「勉強した英語」とアメリカでの「本物の英語」との違いを痛感しました。そこで次の日からは電子辞書を片手に行動するようにし、分からない言葉が出てきたら会話を止めて意味を聞いたり調べたり努力しました。何度もやめたい、帰りたいと思ったりもしました。それでも、この努力のおかげで今では普通に一緒に会話を楽しめるようになりました!
コロナの事もあり最初は週にオンライン授業が3日もあったけど、2学期からは週4で通うことが選択できるようになり、勇気を出して頑張る事にしました。クラブにも入り友達も増えてきてクラスでのスピーチも怖くなくなり、本当に英語が上達したんだなと改めて実感することができました。それからはとても幸せな気分で毎日を過ごせています!
留学生活も後半になってくると友達と遊んだり、一緒に勉強したり、ファミリーで旅行に行ったり、髪を染めてみたり…沢山の楽しい思い出を作ることができました。 先週は自由の女神を見てきました。今までの辛かった気持ちや苦しかった思いが全て吹き飛ぶくらいのすごい迫力でした。ここまでたくさんの努力を重ねてきたからこそ、その分幸せも大きくなったんだと思います。
AISEの染谷さんや川口さん、許可を出してくれた家族やコロナ禍に日本人の自分を受け入れてくれたホストファミリー、この留学に関わって下さった全ての人に感謝の気持ちを忘れず、日本に土産話をたくさん持って帰れるよう残り少ない日々を充実させて過ごして行こうと思います!ありがとうございました。
Louisiana州Delcambre High Schoolに留学
2019年度参加生
私がアメリカに来て半年が経ちましたがアメリカの生活は文化、食など住み慣れた日本の生活と全く違い、不思議に思うことやおかしなことでいつも溢れています。なので今でも毎日が新鮮で本当にあっという間の半年でした。また、それと同時に毎日たくさんのものを吸収して毎日新しい自分になっている気がします。英語力の向上はそうですが、自分の性格や考え方が半年前の自分とは大きく違うと思います。
来た時当初は英語を聞き取ることに精一杯、言いたいことを上手く表現できない、聞き返される、コミュニケーションするだけなのになんでこんなにも大変で疲れるんだろうと思っていました。時間だけが流れていくばかりで自分は成長できていないのではないか、と自信を無くしてしまった時もありました。ですが楽しい思い出も苦い経験も全部ひっくるめてこの10ヶ月でしか得られない自分だけの価値になるのだと思います。
また、その時に語学留学じゃなくて高校交換留学の良さにも気づきました。例えば、語学留学は英語の勉強のために留学しに行ってる感じですが、交換留学はホストファミリーを通して地元の人とたくさん交流が深められるし、いろんな所にも案内してもらえる、その地域の風土料理を作ってくれたり、家庭事情を知れる。また現地の普通の学校に通うことで現地の高校でしか味わえないイベントや部活、空気感、同じ年頃の高校生の会話から文化や価値観などの違いを知ることができます。
留学生活は楽しいことも沢山ある分それと同じ分大変なことも沢山あります。ずっと楽しい時間が流れているわけではないからこそ一歩一歩進んでいるのだと思います。毎日のように自分と葛藤し、日本では考えたことがなかったことを考えされられます。極少人数ですが留学生というと立場が弱く見られて対等に受け入れてくれなかったり、言語の壁もあってか私が本当に無知であるかのように見られてしまうこともあります。今の私はその辛さや痛みを知っています。日本に帰ったら同じ立場で苦しんでる人や困ってる人に対して対等に声をかけることができると思います。この経験を留学期間が終わったらただ思い出として残すだけではなくて、行動に変えてみせたいです。
日本人とアメリカ人、どっちの国も良いところが多く、アメリカに来て日本人の相手を思いやれるところや、真面目なところ謙虚なところを改めて感じたし、アメリカ人の自分の意見を相手に言えるところや積極性を感じ、日本に帰ってきたらお互いの国の良いところを取り入れた自分になれるように、留学が終わってもただ終わりにしないで留学生活で発見したことや感じたことを日本で活かしたいと思います。
Illinois州Benton Consolidated High Schoolに留学
2019年度参加生
こんにちは、茉香です!私は今イリノイ州のベントンという田舎町に滞在しています。
スラングを使って物凄い速さで会話を繰り広げるアメリカ高校生の世界に飛び込んであっという間に早7ヶ月が過ぎました。周りが何を話しているか分からない中、必死で周りの人に話しかけて友達作りに励んでいた初日を昨日のように感じるほど、時間が早く過ぎ去っています。初めてのアメリカンフットボールも、ずっと夢に見ていたホームカミングも、アメリカンクリスマスも気づかない間にいつの間にか終わっていました。
渡米したときは“自分の英語は結構上手なほうだから何もかも上手くいく!”と思っていましたが、それこそ井の中の蛙で、ネイティブスピーカーの話す英語と学校で習った英語は思ったよりも違っていて、南部のアクセント(私が住んでいる地域はSouthern Illinoisで英語のアクセントが少し違います)が入った英語を聞き取って会話をすることは本当に大変でした。友達には“Manoが頑張ってコミュニケーションを取ろうとしてるのは感じたけど、正直何を話してるのか全然分からなかったよ笑”とこの前教えてもらいました。今では冗談にされてますが、それだけ私の英語の会話力はひどかったんだなあと痛感します。
留学中に辛かったこと、泣きたくなったこと、人を殴りたくなるくらいイライラしたことは沢山ありましたが、その度にいつも日本という国がどれだけ素晴らしい国か、第一言語で会話をする事がどれほど簡単で快適か、自分がどれだけ恵まれた環境で育ってきたかを肌で感じる事ができました。
“初志貫徹”という言葉を留学中本当に身に染みて感じていて、定期的に初心に還って自分のどこがどのように上達したか、どこが頑張れていないかを振り返って、自分のペースで自分自身をpushing upさせていく事が大切だと思います。
“自分の手で創り上げていく留学”です。怖くて何も挑戦しないまま帰国するのではなくて、思いっきり弾けて挑戦して失敗して最高の留学生活を送れる事を応援しています!
Texas州Tomball High Schoolに留学
2019年度参加生
「留学?楽しそう!いいなー。」というのが、私が留学に行くということを人に伝えた時に良く返された言葉です。
実際7か月以上をアメリカで過ごしてみて言える事は、楽しいと思えるかは自分次第ということです。ホストファミリーとの関わり方、友達作り、先生や部活動のコーチとの付き合い方、自分の行動一つで楽しいか楽しくないか大きく変わります。
私は日本にいた時は謙遜や気遣いで自己否定しがちでしたが、アメリカでそれをすると卑屈だと思われてしまうということを学び、自分に自信を持ち、ポジティブに生活しようと思うようになりました。アメリカ人は私たちのイメージ通り、明るくてオープンで友好的です。
私の一番の不安は友達を作れるかということでしたが、こちらも彼らと同じ態度で積極的に対話していけば、すぐに心を開いてくれます。アメリカは移民の国で、特に私の街は多くのアジア人・ヒスパニック系の移民が住んでいるので、日本人と違ってこちらの人々は外国人に対するアプローチに慣れています。だから、自分の英語力など気にせずどんどん話しかけていくのが、人々と打ち解ける一番の近道です。大切なのは、期待しないことです。移民の国だからこそ、自分から口を開かない限り留学生だと気付いてもらえません。この経験ができる私たちはとても恵まれています。自分のためにも、そして自分に期待してくれている人々のためにも、勇気を出して一歩を踏み出すということをこの7カ月間で学びました。
この1年はあなただけのものではない、あなたを支えてくれる人々とあなた自身の1年であるということを忘れずに感謝の気持ちを持って1日1日を大事に過ごしましょう!
Wisconsin州Eagle Christian Schoolに留学
2019年度参加生
留学が始まったころは、もちろん自分の英語力に自信もなく、ムキムキのアメリカ人など自分とは違う人種に対して恐怖心を抱いていました。
しかし、クラスが同じになったり、バスケットボールの練習などを通して仲良くなることが出来ました。やはり共通の趣味やスポーツのつながりは強いと感じました。バスケットボールの練習に関しても、練習中に体調不良になったり動けなくなる人が出てくる程きつい練習だったため、何度も辞めようと思いましたが、なんとか毎日練習に行き続けました。
途中で辞めていたら経験出来なかった貴重な体験が沢山出来たし、忍耐力がつき良かったと思います。練習がきつい分、チームのスターティングメンバーは本当に強く、強豪の相手にもギリギリ勝ったりしていてとてもリスペクト出来ました。自分自身も一応ギリギリで代表チームに入ることが出来、今度泊りがけでトーナメントに行くのでとても楽しみにしています。
最後に、日本とは全く別の文化を持つアメリカの高校で日々を過ごせたことは本当に良い経験となりました。
Michigan州Jenison High Schoolに留学
2019年度参加生
私はミシガン州に留学しています。留学する前は正直英語が一番苦手な教科と言っても過言ではありませんでした。もちろん、留学した当初はほとんど喋ることが出来ませんでした。私は元々消極的な性格ではなかったため学校の初日から友達を作って一緒に授業を受けたり、ランチを食べたりすることはできたので滑り出しは上々でしたが、自分の英語の酷さを痛感した1日でもありました。
初めの数ヶ月は授業について行くことが精一杯でした。そのため、6時間目になる頃には放課後に友達とフットボールの試合を観に行ったり、ショッピングしたりする事ばかり考えていました。今考えると勿体ないことをしたと思います。一方で放課後はとても楽しく、日本では出来ないような体験を沢山することができました。例えば、友達の家で一緒に料理やお菓子作りをしたり、フットボールの試合を観に行ったり、スケートをしたりと言った具合です。もちろん、ホームカミングもとても楽しみました。今までドレスを着ると言う経験をあまりしてこなかったので初めは少し恥ずかしかったですが、友達とディナーに行って、ダンスをして、お菓子をたべて、シェイクを飲みに行き、家に帰る頃には楽しかったと言う思いしか残っていませんでした。
留学してから半年経つ頃には授業を難しいと感じることもなくなり、授業にきちんと参加することができるようになりました。この頃にサンクスギビングとクリスマスの休暇がありました。どちらもホストファミリーと過ごしました。私のホストファミリーは料理をほとんどしないのですがこの時は親戚の方々が来て一緒に料理をすることができました。私は元々料理をすることが好きなのでとても楽しい時間を過ごすことができました。休暇中は友達と遊ぶ事が多かったです。私はほとんど親と連絡をとっていなかったのですが、お正月になる頃に親からLINEが届き、家族や正月料理の写真を見たら、留学してから祖母が亡くなったこともあり、ホームシックになってしまいました。そこから数週間は辛い時間を過ごしましたが学校が始まると次第に回復していきました。
冬休みにはシカゴに連れて行ってもらいさまざまな体験をすることができました。とても寒くて驚きましたがそれも今となっては良い経験です。冬休みが終わると、スノーカミングと言うダンスがありました。これはホームカミングとほとんど同じようなもので、ホームカミングと同様にとても楽しむことができました。
留学生活も残り3ヶ月ほどとなった今、私自身英語だけでなく人間としての成長を実感できるようになりました。しかしながら、コロナウイルスによって学校が休校になり、英語を使う頻度も人と関わることも少なくなってしまっているのためとても悔しく思っています。また、他の国からの留学生が帰国を勧められていて、すでに何人かの友達は帰国のフライトを待っている状態でとても寂しく残念ですが、いつ何がどうなるか分からない今、1日1日を大切に過ごそうと思っています。