イギリス私立小学中学高校留学プログラム
イギリスと一般的に呼ばれていますが、これは日本独特の呼び方で、正式名称はグレートブリテン及び北アイルランド連合王国(United Kingdom of Great Britain & Northern Ireland)と言います。イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4州がありますが、それぞれが独立国家としての歴史と文化を持っており、地域によって風土や風習に特徴があります。
長い歴史と伝統を誇る国で、その英国式の美しい文化や生活習慣、また高レベルの教育は世界的にも有名です。伝統的な文化を持ちながらも、音楽やファッションに代表されるように新しいものも生まれ、古いものと新しいものが上手く融合されています。また古くから、世界各国より留学生を受け入れています。
北海道よりも北に位置していますが、暖流のおかげで冬でも積雪は少なく雨が多いです。夏は乾燥しているため非常に過ごしやすく、夜も9時ぐらいまで明るく、サマータイム制を導入しています。
イギリス私立小学中学高校プログラム
地域にもよりますが、基本的にイギリスの義務教育課程は11年間で、5~11歳の初等教育と11~16歳の中等教育に分かれます。義務教育課程を修了する16歳にGCSE(General Certificate of Secondary Educarion) と呼ばれる8~10科目の統一試験を受けます。その後大学進学を希望する人は、Sixth Formと呼ばれる高等教育課程で2年間学びます。Sixth Formの1年目はGCE-ASレベル(General Certificatte of Education, Advanced Subsidiary)から4~5科目までを選択します。2年目はGCE-Aレベル(General Certificatte of Education, Advanced Level)から3~4科目を勉強し、学年末に試験を受けることになります。このGCSEとGCE-Aレベルの統一試験により大学入学資格を得られることになり、非常に重要といえます。
留学生を受け入れている学校は私立学校が多く、男子校、女子校、共学や学校の規模など様々な学校がありますが、総合的に力を養うことに重点を置くという点では共通しています。
中学校からの留学を希望する場合は、14歳(10年生)からGSCEのカリキュラムがあることを考慮して、入学学年を決める必要があります。
日本の中学校を卒業してから留学を希望する場合で、GCE-Aレベルの統一試験を受ける場合は特に、自分の学力と英語力を考慮の上、学年を選ぶ必要があります。既に統一試験に向けてのカリキュラムが開始している年齢ですので、出来るだけ早く留学をスタートすることをお勧めします。
高校2年以降に留学をスタートし、GCE-Aレベルのカリキュラムを開始したい場合は、統一試験までの計画をしっかり決め、その条件と目的にあった学校探しをしなければなりません。
1年間のみの留学を希望している場合は、イギリス国内で統一試験などを受ける必要はありませんので、学年を気にせず入学することが可能となります。
日本の教育制度とは異なりますので、日本での学年の尺度で見るわけではなく、学年を下に落としたとしても、自分の目的、英語力や学力を考慮した上で留学生活を送ると、必ず成果となって表れるだけの環境が整っていると言えるでしょう。