ニュージーランド公立私立中学留学・高校留学プログラム
ニュージーランドは、North Island とSouth Island の2大島と、その周辺の島々からなっています。面積は日本の本州と九州を合わせたほどで、人口は約495万人。国民の大半はイギリスからの移住者の子孫をはじめとするヨーロッパ系と、先住民族のマオリ族を含むポリネシア系で占められており、その85%は都市に居住しています。
近年は多くの国から移民を奨励し、お互いの文化を許容し、他国の文化にも関心をもっているため、その結果活気に満ちた国際社会ができました。ニュージーランド人は他の文化からやってきた人に大きな関心を持っていますので、多くの留学生は歓迎されています。
また教育事情として、学校の運営費は国から支給されていますが、より良い設備・教材などを揃えるには運営費だけでは足りず、少しでも運営費を確保するために多くの留学生を積極的に受け入れ、その授業料を設備の充実に充てています。そのため、他の英語圏の国と異なり、受入基準が多少低く抑えられています。
ニュージーランド中学留学・高校留学の特徴
ニュージーランドでは、小学校(プライマリースクール)での8年間の後は、中学・高校の区別なく一貫で中高等教育が行われており、ヨーロッパ形式の教育システムをとっています。ほとんどが公立学校で、約100校が留学生を受け入れています。中に留学生を受け入れている私立学校もありますが、公立校に比べ非常に少ないと言えます。
学校は1月末~2月初旬に始まり、11月下旬または12月に終了する4学期制をとっています。近年ニュージーランド政府では、9年生(中2)からの留学生受入を積極的に推奨しています。
ニュージーランドでの大学進学を視野に入れ、中学・高校留学を目指す人は、YEAR11(高1)から始まるNCEA(National Certificate of Education Achievement)のカリキュラムと試験を受ける必要があります(Year11:NCEA Level1 Year12:Level2 Year13:Level3)。このNCEAで必要単位を取得し成績を得ることで、大学入学資格が決定されます。
留学生の受入基準は、他の英語圏の国に比べると比較的緩やかですが、日本の成績も参考資料程度に見るだけという学校から、非常に優秀な学校まで色々な学校があります。日本での成果よりも、ニュージーランドでのやる気や目的意識を問われることになります。英語力が足りない方は、学校の授業にESOL(英語が母国語でない学生のためのクラス)がある学校を選ぶこともできますし、ご希望であれば英語研修期間にて、高校入学に向けて準備することもできます。
ほとんどの学校では制服着用を義務づけていますが、最高学年になると制服を着用しなくてもよい学校もあります。
滞在方式はほとんどがホームステイですが、中には寮を持っている学校もあります。
ニュージーランド公私立中学留学・高校留学プログラム
留学先については、あらかじめ参加生から趣味志向や希望などのアンケートを元に候補校を探し、その中から最終的な志望校を決定していただきます。
現地受入機関(オークランド・クライストチャーチ)には日本人スタッフがおり、現地スタッフによる生活のサポート、緊急時の対応などの手助けをしてくれます。
ニュージーランド政府はここ数年で、留学生の受入体制を整え制度化し、「留学生の生活に対する服務規程」に批准した学校のみ留学生の受入を可能としており、国を挙げて留学生を受入の質を高めようとしていますので、非常に安定した留学生活が送れることは間違いありません。